金継ぎ教室 レポート
5月、6月と開催させていただいた金継ぎ教室。
講師としてお招きしたアトリエひと匙の濱元朝和さんは彫刻家でもあり、琉球王朝時代の建造物の復元や空間デザインに携わるなど多方面で活動されています。
漆を学んだのもご自身の活動に必要性を感じたことがきっかけだそう。
カルチャースクールで金継ぎ講師をされていた濱元さん。
これまでの経験をふまえオリジナルの手法も取り入れながら、参加していただきやすい内容でまとめたのが今回の金継ぎ教室です。
全3回という短い日程でお一人2〜3点の器を金継ぎしていくため、作業に集中しながらも大らかでユーモラスな濱元さんのキャラクターに終始和やかで楽しい金継ぎ教室でした。
初回は参加のみなさんがお持ちになった器をひとつひとつ濱元さんが確認していきます。
「使えないとわかってはいるけど、どうしても捨てられなくて。。」
「お気に入りだけど、この部分が気になって。。」
茶碗のフチの小さな欠けや、亀裂がはいってしまったカップに、大きく割れてしまった皿。状態はさまざまです。
素材も陶器の他にガラスや漆器、中には欠けてしまった天然石をお持ちになった方も。